皆さん、おはこんばんちは。おーわ(@mof_mof08)です。
一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラには撮影モードたる機能がありますが、その一つにプログラムオートモード(P)があります。
今回はそんな撮影モードの一つであるプログラムオートモードについて、基本的な使い方から少々マニアックなところまで解説していきます。
プログラムオートモードとは
プログラムオートモードは一眼カメラの撮影モードの一つで、露出の三要素(絞り、シャッタースピード、ISO感度)に関する設定をカメラ側で原則自動的に設定するモードです。
具体的には露出に関する設定は以下の通りとなります。
| 絞り | 自動計算(手動での調整も可能) |
|---|---|
| シャッタースピード | 自動計算(手動での調整可) |
| ISO感度 | 自動計算or撮影者にて設定 |
露出に関する設定がカメラで自動計算される点はオートモードに程近いですが、ホワイトバランスなどの色味に関する設定ができる点で異なります。
さらに、プログラムオートモードにはプログラムシフトと呼ばれる便利な機能があり、露出が決まった後で絞りもしくはシャッタースピードを後から調整することもできます。
記号は「P」で、すべてのカメラメーカーで共通となっています。
プログラムシフトで絞りとシャッタースピードを同時に調整することはできません。
絞りとシャッタースピードを同時に調整したい場合にはマニュアルモードをご利用ください。
プログラムオートモードの基本的な使い方
プログラムオートモードはカメラの撮影モードを「P」に設定することで使うことができます。
カメラ本体に付いているダイヤルなどを使ってプログラムオートモードに変更してください。
FUJIFILMの一部機種ではシャッタースピードダイヤルと絞りリングをAにセットすることで、プログラムオートモードとして機能します。
プログラムオートモードに設定すると、カメラ側で自動的に絞り(F値)およびシャッタースピードが自動計算されます。
必要に応じてISO感度やホワイトバランスなどの変更や露出補正を行うこともできますので、撮影シーンに応じて変更してみてください。
なお、詳しい設定方法につきましては、各カメラのマニュアルなどを参考にしてみてください。
プログラムシフトで微調整
先述したように、プログラムオートモードにはプログラムシフトと呼ばれる機能があり、自動計算された絞り(F値)もしくはシャッタースピードを撮影者で調整することができます。
撮影中にもう少しボケが欲しいなーとか、手ブレを防ぎたいからシャッタースピードをちょっと速くしたいなどという際にざっくりと調整することができます。
ただし、厳密に絞り優先モードやシャッター優先モードに切り替わるわけではなく、周囲の明るさに応じて絞りとシャッタースピードが変化する点には注意が必要です。
例外的にPENTAXの一眼レフカメラでプログラムシフトを使用すると、絞り優先モード(Hyper Av)もしくはシャッター優先モード(Hyper Tv)に切り替わります。
また、FUJIFILMの一部機種は絞りリングもしくはシャッタースピードをA以外に合わせることで、絞り優先モードもしくはシャッター優先モードに切り替えることが可能です。
プログラムラインを活用する
PENTAXの一眼カメラにはプログラムラインと呼ばれる機能があります。
プログラムラインを活用することで、露出を自動計算する際にあらかじめシャッタースピードや絞りを優先した設定が行われるようにすることができます。
特徴的なものとして、レンズの性能(MTF)を優先した自動露出にすることもでき、レンズ毎に最適な絞りを自動的に適用することもできます。
※MTFについて詳しくは以下の記事も参考にしてみてください
少々マニアックな機能ですが、PENTAXの一眼カメラをお使いの方はぜひプログラムラインも合わせて活用してみてください。
まとめ
プログラムオートモードは一眼カメラの撮影モードの一つで、露出に関する設定(絞り、シャッタースピード、ISO感度)を基本的にカメラが自動計算してくれるモードです。
おおよそカメラ任せに撮影できますが、ホワイトバランスなどの色味に関する設定や、さらにはプログラムシフト機能による絞りもしくはシャッタースピードの調整ができる点がオートモードと異なります。
本記事でプログラムオートモードの概要や基本的な使い方について、なんとなーく把握していただけたようであれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m
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