カメなれっ!をオープンしました
撮影機材の選び方

適当に選んじゃダメ?!一眼レフカメラ用SDカードの選び方

皆さん、おはこんばんちは。おーわ(@mof_mof08)です。

一眼レフカメラおよびミラーレス一眼カメラで撮影した写真や動画を記録するためのメディアとして一般的なSDカード。

SDカードは多種多様なデバイスで使用されることから種類が豊富に用意されていますが、一眼カメラのパフォーマンスに大きく影響してくるため、しっかりと選んでおきたいところです。

そこで今回は一眼カメラで使うSDカードの選び方を紹介していきます。

一眼カメラ用SDカードを選ぶ6つのポイント

まず初めに、一眼カメラ用のSDカードを選ぶにあたって重要となるポイントは次の6点となります。

  • 容量規格
  • バスインターフェーススピード
  • 容量
  • スピードクラス(特に動画撮影の場合)
  • 転送速度(特に写真撮影の場合)
  • ブランド

SDカードは多種多様なデバイスで使用されるがゆえにバリエーションが豊富に用意されています。

しかしながら、すべてのSDカードが一眼カメラでの使用に適しているというわけではありません

例えば高速連写をしようとした際、SDカードへの書き込みが遅いと連写が途中で止まってしまい、決定的なチャンスを逃してしまう可能性があります。

はたまた4K動画を撮影しようとした際、スピードクラスが低いSDカードを使おうものなら、コマ落ちによって動画の品質が著しく損なわれてしまいます。

一眼カメラでの写真・動画撮影をスムーズに行うためにも、SDカードはしっかりと選んでおきたいところです。

容量規格

SDカードがサポートする容量を示した規格で、カメラ側がサポートするSDカードの規格に対応した製品を選ぶことが絶対条件となります。

2019年5月現在、SDカードの容量規格は「SD」「SDHC」「SDXC」「SDUC」の4種類があり、それぞれの以下の規格のカメラに対応しています。

容量規格 容量 カメラ側の規格
SD ~2GB SD、SDHC、SDXC、SDUC
SDHC 2GB超~32GB SDHC、SDXC、SDUC
SDXC 32GB超~2TB※ SDXC、SDUC
SDUC 2TB超~128TB SDUC

2019年5月現在、一般市場で販売されているSDカードは1TBが最大となっています。

また、SDUCについては規格は策定されていますが、対応する機器およびSDカードは現時点では存在しません。

容量規格には上位互換がないため、例えばSDHCカード対応の一眼カメラでSDXCカードを使うことはできません。

一方で下位互換は存在するため、SDXCカード対応の一眼カメラでSDHCカードを使うといったことは可能です。

お手持ちのカメラがどのSDカード規格に対応しているかについては、各カメラメーカーのマニュアルや一眼カメラ本体のSDカード挿入口付近に書かれていますので、購入前に必ず確認してください。

例:PENTAX K-1の本体側面にはSDXCおよびUHS-I規格に対応する記号が書かれている

現在発売されているSDカード対応の一眼カメラについてはほぼSDXC規格に対応していますが、中古で手に入れた機種の場合はSDHCまでしか対応していないなんてこともあるので注意が必要です。

バスインターフェーススピード

SDカードと各機器との間における最大転送速度の理論値を示す規格。

一眼カメラおよびSDカードの性能をフルに発揮するためにも、可能な限り互いに対応するバスインターフェーススピード規格の製品を選ぶのがおすすめです。

2019年5月現在、「ノーマル」「ハイスピード」「UHS-I」「UHS-II」「UHS-III」「SD Express」の6種類のバスインターフェーススピード規格が存在します。

バスインターフェース 最大転送速度
ノーマル 12.5MB/s
ハイスピード 25MB/s
UHS-I 104MB/s
UHS-II 312MB/s
UHS-III 624MB/s
SD Express 985MB/s

2019年5月現在、一眼カメラおよびSDカードでサポートされている規格はUHS-IIまでとなっています。

バスインターフェースのうちノーマルとハイスピードを明示的に区別する記号はありませんが、スピードクラス10のみ表記されている場合はハイスピードに該当します。

バスインターフェース規格については上位および下位互換も維持されているため、UHS-II規格対応のカメラでUHS-I規格以下のSDカードを、UHS-I対応のカメラでUHS-II規格のSDカードを使用することは可能です。

ただし低い規格に引きずられるため、性能面およびコスト面を考えると、カメラ側とSDカード側で揃えておくのが無難です。

スピードクラス

SDカードにおける最低限保障された転送速度を示した規格で、主に動画撮影の品質を担保するために最低限必要な書き込み速度となります。

特に一眼カメラを使って動画を撮影される方は、撮影する動画の画素数に応じて適切なスピードクラスを選択する必要があります。

2019年5月現在、スピードクラスには「スピードクラス」「UHSスピードクラス」「ビデオスピードクラス」の三種類があります。

最低保証速度 スピードクラス
スピードクラス UHSスピードクラス ビデオスピードクラス
90MB/s 90
60MB/s 60
30MB/s 3 30
10MB/s 10 1 10
6MB/s 6 6
4MB/s 4
2MB/s 2

例えばClass 6のカードであればすべての機器で最低6MB/sの転送速度が保証されるということになります。

なお、動画撮影におけるスピードクラスの目安としては…

  • フルHD:スピードクラス10以上
  • 4K:UHSスピードクラス3以上

上記を目安に選ぶと、動画の品質を担保できるようになります。

動画撮影でスピードクラスが重要となる理由

そもそもなぜ動画撮影ではスピードクラスが重要なのかというお話ですが、これには動画データの特徴が関係しています。

動画は「フレーム」と呼ばれる小さなデータ単位(一般的な動画の場合30fps:秒間約30フレーム)に分割され、順次カメラ内部のバッファと呼ばれる一時領域を経由してSDカードへ転送されていきます。

フレームとは連続した静止画データのことで、いわばパラパラマンガの一コマのようなものだと思っていただくと分かりやすいかと思います。

このとき、SDカードの転送速度が極端に遅いと何が起こるのか…そう、動画データにおいて「フレーム落ち(コマ落ち)」が発生してしまうのです。

フレーム落ちとは動画のフレームの一部が欠損することをいいますが、4コママンガで例えると、何らかの原因で1コマがごっそりなくなってしまうということになります。

3コマになってしまった4コママンガなんてちょっと見れたもんじゃない…とどのつまりフレーム落ちが起こると、動画の品質低下につながってしまうわけです。

SDカードの転送速度は使用するハードウェアやソフトウェアの状況によってばらつきが出ますが、あまりにもバラツキが大きくなると動画の品質劣化につながってしまいます。

動画の品質劣化を避けるためにはSDカード側に安定的な転送速度(書き込み速度)が求められるわけですが、それを担保するために策定されているのがスピードクラスということになります。

容量

撮影した写真および動画データを保存できる最大容量で、早い話が容量が大きいほど記録できる写真の枚数が多く、価格が高くなります

特に高画素の一眼カメラでRAW撮影をされる方や動画撮影を行う方は、可能な限り容量の大きいSDカードを選ぶことをおすすめします。

容量別の保存可能目安(写真の場合)

以下に記した容量はPENTAX K-1 MarkIIにおける8GBのSDカードに保存した際の容量を参考に、SDカードの容量および各画素数毎に換算した容量となります。

お使いのカメラによって大きく異なる場合がありますが、SDカードの容量選びの参考にしていただければ幸いです。

Link:仕様 / PENTAX K-1 | RICOH IMAGING

静止画(画素数1800万画素の場合)
SDカード容量 記録形式
JPEG(最高画質) RAW(14bit)
16GB 1,418枚 408枚
32GB 2,836枚 816枚
64GB 5,672枚 1,632枚
128GB 11,344枚 3,264枚
静止画(画素数2400万画素の場合)
SDカード容量 記録形式
JPEG(最高画質) RAW(14bit)
16GB 1,063枚 306枚
32GB 2,127枚 612枚
64GB 4,254枚 1,224枚
128GB 8,508枚 2,448枚
静止画(画素数3600万画素の場合)
SDカード容量 記録形式
JPEG(最高画質) RAW(14bit)
16GB 709枚 204枚
32GB 1,418枚 408枚
64GB 2,836枚 816枚
128GB 5,672枚 1,632枚

転送速度

一眼カメラとSDカードの間でデータを読み書きする際の最大転送速度

SDカードの転送速度には「読み込み速度」と「書き込み速度」がありますが、それぞれの役割は以下のとおりです。

  • 読み込み速度:SDカードからカメラやパソコンにデータを読み込む速度
  • 書き込み速度:カメラからSDカードへデータを書き込む速度

特に撮影時に大きく影響してくるのが書き込み速度で、連写撮影や超高精細撮影(リアル・レゾリューションやハイレゾショットなど)を行う機会が多い方は、転送速度(とりわけ書き込み速度)が速いSDカードを選ぶようにしましょう。

書き込み速度の速いSDカードを使用しても効果が得られない場合は、バッファの容量が大きい一眼カメラへの買い替えを検討することをおすすめします。

選ぶ際の注意点ですが、書き込み速度については表記のないSDカードも多い(しかも、メーカーの公式サイトなどでも公表されていない)ため、なるべく書き込み速度が公表されているSDカードを選ぶようにしましょう。

※転送速度の重要性は以下の記事も参考にしてみてください

あわせて読みたい
一眼レフカメラ用のSDカードは転送速度(書き込み速度)が超重要な理由皆さん、おはこんばんちは。おーわ(@mof_mof08)です。 SDカードの性能指標の一つである転送速度。一眼カメラ用のSDカード...

ブランド(相性)

最後にSDカードのブランドですが、カメラメーカー側で動作確認が行われているブランドを選ぶのがおすすめです。

先述で紹介した容量規格さえ満たしていれば、基本的にはどのSDカードブランドの製品でも使うことは可能になっています。

しかしながらSDカードとカメラの間には相性があり、相性が悪いSDカードだった場合にはカメラがまともに動かなくなってしまうことがあります。

例えばPENTAXの一眼カメラであればSanDisk、東芝、PanasonicのSDカードについて動作確認が行われています。

お使いのカメラがどのブランドのSDカードで動作確認が行われているかについては、各カメラメーカーのサイトなどを確認してみてください。

ネットショップでSDカードを購入するときの注意点

Amazonや楽天などのネットショップでSDカードを買う際、粗悪な偽物には注意しましょう。

偽物のSDカードを使ってしまった場合、記載された容量や転送速度が異なるだけでなく、最悪の場合は大切なカメラが文鎮化なんてことも起こり得ます。

パッケージ表記がやたら不自然なものや、価格が極端に安いもの、口コミ評価が極端に低いようなSDカードは要注意…手を出さないのが無難です。

あわせて読みたい
偽物注意!SDカードをネットショップで購入するときの注意点皆さん、おはこんばんちは。おーわ(@mof_mof08)です。 Amazonや楽天でSDカードを買ったら粗悪な偽物でした…という苦...

一眼カメラにおすすめなSDカードは?

ここまで一眼カメラ用のSDカードの選び方について紹介してきましたが、「結局のところ、どのSDカードが良いの?」という方もたくさんいらっしゃると思います。

先ほど一眼カメラとSDカードには相性があると述べたように、各カメラメーカーでおすすめなSDカードが異なります。

ということで、以下の記事に一眼カメラで利用するのにおすすめなSDカードをまとめてみましたので、SDカード選びでお悩みの方は参考にしていただければ幸いです。

あわせて読みたい
超厳選!一眼レフカメラにおすすめなSDカードまとめ皆さん、おはこんばんちは。おーわ(@mof_mof08)です。 何かと悩ましい一眼レフカメラ/ミラーレス一眼カメラ用のSDカード選...

まとめ

何かと悩ましい一眼レフカメラ・ミラーレス一眼カメラ用SDカード選び。

ポイントは「容量規格」「バスインターフェーススピード」「スピードクラス」「容量」「転送速度」「ブランド(相性)」の6つ。

選んだSDカードによっては一眼カメラのパフォーマンスに大きく影響するため、単なる付属品とは思わずにしっかり選ぶことをおすすめします。

最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m

ABOUT ME
おーわ(Hirokazu Shibuya)
埼玉県を拠点に写真を撮っています。 写真やカメラのことよりも、なぜかSDカードや写真データのバックアップといった分野に詳しいのは内緒の話ですw
SNSやRSSでご購読いただけます

カメなれっ!の最新記事情報は各種SNSサイトやFeedlyなどのRSSリーダーでご購読いただけます。

Twitter

Facebook

RSS

Feedly

関連記事