写真撮影のコツ

スキーやスノボをしながら一眼カメラで撮影するときの9つのポイント

皆さん、おはこんばんちは。おーわ(@mof_mof08)です。

一眼レフカメラを使っている方の中には、スキーやスノーボードを滑りながら、綺麗な写真が撮ってみたいという方も一定数いると思います。

今の一眼レフカメラの中には防塵・防滴、さらには耐寒性能を備えた機種もあり、ゲレンデのような冬の雪山での撮影にも、原理上は使えます。

一眼レフをスキー場に持ち出してみたいけど、機材破損とかがやっぱり不安だ…という方に、スキーやスノボをしながら一眼レフを使うためのポイントや注意点をまとめてみました。

スキーやスノボをしながら一眼レフカメラを使うときのポイント

カメラとレンズに防塵・防滴機能が必須

まず、ゲレンデに一眼レフカメラを持ち出す場合、カメラおよびレンズが防塵・防滴に対応している必要があります。

雪は水分を含んでいるため、防塵・防塵に対応していない一眼レフカメラを使った場合、故障する可能性が極めて高くなります。

あと、忘れがちなポイントですが、カメラ側だけでなく、レンズ側も防塵・防滴(もしくは簡易防滴)に対応している必要があります。非対応のレンズと組み合わせた場合、「カメラは無事だけどレンズが壊れた!」なんていう悲しい事態になり得ます。

いずれもメーカーの公式サイトや説明書に書かれていますので、自身が使っているカメラやレンズが防塵・防滴構造になっているのか、事前に必ず確認しておきましょう。

カメラには耐寒性能も必須

あと、カメラ側には耐寒性能も必須です。

冬のスキー場は気温が氷点下になることも珍しくないため、耐寒性能がない一眼レフカメラを使った場合、まともに動作しない可能性があります。

ゲレンデではありませんが、実際にPENTAX K-xを-3℃ぐらいの環境で使った際、カメラがまともに動作せず、撮影を断念したこと経験があります。(参考までに、K-xの耐寒性能は0℃)

参考:PENTAX K-x取扱説明書(PDF)

お使いのカメラが耐寒性能に優れているかどうかについては、カメラメーカーの公式サイトや説明書に書かれています。スキー場へカメラを持ち出す前に、必ず確認しておきましょう。

参考までに僕が愛用しているPENTAX K-1の耐寒性能は-10℃となっています。

参照:仕様 / PENTAX K-1 / デジタルカメラ / 製品 | RICOH IMAGING

レンズ保護フィルターは必ず取り付けよう

万が一に備え、交換レンズには保護フィルターを取り付けることを強くオススメします。

レンズ保護フィルターを取り付けるメリットは二つあります。

  1. レンズが割れるほどの激しい転倒や衝突が起きた場合において、レンズ本体の破損の可能性を軽減できる
  2. 雪の中での撮影でも、レンズへの直接の着雪を防ぐことができる

これもゲレンデ外でのことですが、レンズが破損するほどの転倒をした際、フィルターのおかげでレンズの直接的な破損を免れたことがあります。

ゲレンデでは自身の転倒だけでなく、他のスキーヤーやスノーボーダーとの衝突といった意図しないトラブルもしばし起こります。また、山の天候はとても変わりやすく、晴れていたと思ったらいきなり吹雪に…なんてことも。

機材トラブルを最小限に抑えるためにも、レンズ保護フィルターの使用を強くオススメします。(できれば撥水タイプのフィルターがおすすめです)

カメラ・レンズの破損、撮影時のトラブルは覚悟すべし

スキー場で撮影するときは、特にカメラやレンズは壊れると覚悟した上で挑むことをオススメします。

ここまでカメラやレンズの破損を防ぐために必要な事項や方法を紹介してきましたが、残念ながら完全にカメラやレンズを守ることはできません。

ゲレンデへ一眼レフカメラを持ち出すときは、機材破損のリスクを覚悟をした上で使用しましょう。

また、故障には至らないものの、撮影時の小規模トラブルはわりと起こるものです。実際、僕もゲレンデで撮影している時に小さなトラブルは経験しますねー。

余談ですが、防水・耐衝撃に対応したNikon 1 AW1というミラーレス一眼カメラであれば、カメラやレンズの破損リスクを減らせるかもしれませんね。

予備バッテリーがあると安心

念のため、予備バッテリーを携帯しておくと良いでしょう。

一眼レフカメラに限らず、寒冷地では電子機器のバッテリーの消耗が激しくなります。可能であれば予備バッテリーは備えておくと安心ですね。

少しでも滑りに不安があるときは絶対に持ち出さない

先ほども紹介しましたが、スキー場での一眼レフカメラを使用すると、普段の撮影にはないようなカメラ・レンズ破損のリスクがあります。

特に滑り始めたばかりの初心者の方は、滑りに慣れてから一眼レフカメラをゲレンデに持ち出すことを強くオススメします。

また、久しぶりの滑走だったりする場合も、使用を控えた方が良いでしょう。

休日のゲレンデはおすすめしない

一眼レフカメラをゲレンデで使いたいのであれば、比較的空いている平日が圧倒的におすすめです。

ゲレンデは平日よりも圧倒的に休日の方が混雑します。

混雑したゲレンデでは他のスキーヤーやスノーボーダーとの衝突が増えやすく、機材破損のリスクが高まります。

また、他のスキーヤーやスノーボーダーの邪魔になりやすくなってしまいます。

また、休日のスキー場は家族連れで訪れる方も非常に多く、子供たちに怪我を負わせてしまうリスクもグンと高まります。

休日に撮影するなら山頂に近い方で


平日に撮りたいのは山々だけど、どうしても休日にしか撮影できないよ…という方は、可能な限り山頂に近い方で撮影することをオススメします。

多くのゲレンデは麓に近ければ近いほど人が多く、反対に山頂に近づくにつれて人が少なくなる傾向にあります。

特に山頂付近は中級者や上級者向けのコースが多いため、必然的に人の数は少なくなりますので、幾分撮影しやすくなるかと思います。

また、スキー場から風景を撮影するのであれば、山頂に近い方が絵になることが多いです。

他のスキーヤー、スノーボーダーの邪魔にならないように撮影する

当然ながらゲレンデにはスキーやスノーボードを純粋に楽しむために来ている方が多くいらっしゃいますので、そうした方々への配慮は忘れないようにしてください。

写真撮影が原因で事故になれば、それはお互い悲しいことになりますから…。

また、滑りながらの撮影は極めて危険ですので絶対にやめましょう。

まとめ

今回はスキーやスノーボードをしながら一眼レフカメラで写真を撮る際のポイントをまとめてみました。

こうしてみるとカメラやレンズの破損、ケガなどの事故リスクがとても高いのは事実です。が、普段とは違った撮影ができるため、楽しいのもまた事実です。

もしゲレンデで一眼レフカメラを使って写真撮影されるならば、決して無理はせず、万全な体制を整えたうえで撮影にチャレンジしてみてください。

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花火系散歩屋。関東を中心に年間で20〜50回ほど花火をながめながら撮影しています。
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