皆さん、おはこんばんちは。おーわ(@mof_mof08)です。
ところで皆さんの中で「いい写真」とはいったい何でしょうか?
もしも「いい写真」=「綺麗な写真」という答えを持っているようであれば、今すぐに改めてほしいのです。
「いい写真」という定義の移り変わり
一眼カメラで撮るだけで「いい写真」という幻想
僕がデジタル一眼レフカメラを使い始めた2010年(詳細はプロフィール参照)。個人的な感覚ですが、この頃の世間一般的な感覚としては「いい写真」≒「綺麗な写真」という風潮がわりと色濃かった気がします。
というのも、この頃は周りでまだ一眼レフカメラのような高価なカメラを使っている人も少なく、スマートフォンや携帯電話のカメラも今ほどは高性能ではありませんでした。
今でこそ写真投稿のメッカであるInstagram、Twitterの画像投稿機能もまだ存在しなかったため、インターネット上で写真を公開できる場といえばmixiやFacebookの個人アカウントといった狭い世界へ投稿するぐらいのものでした。
で、スマートフォンやガラケーよりもはるかに綺麗な写真が撮れる一眼レフカメラで撮った写真をごく限られた友人・知人に見せればどうなるか…それはもう唯一神のような扱いを受けるわけです。「こいつの写真すげーやん!」って感じで。
実はこのとき、僕の中で「綺麗な写真」=「いい写真」という方程式が脳内にできあがってしまったのです。これがすべての勘違いの始まりでした。
SNSが勘違いを払拭させた
それからしばらくして、SNSや写真投稿サイトへ投稿するようになったのがきっかけで、「いい写真」≒「綺麗な写真」というのはとんでもない勘違いだったということに気付かされました。
友人の勧めで写真投稿サイトやSNSへの投稿をしてみるものの、これがまったくといって良いほどウケないわけです。当然ながら、フォロワーもまったくといっていいほど増えません。(今でもTwitterでは多くて50~100いいね前後、Instagramでも100いいね前後なので残念ながら大してウケないですがw)
いよいよ明日からは長岡まつり大花火大会!
日本三大花火の一つである「越後の花火」の迫力とスケールはとにかく別格!もちろん今年もながめに行きます(*´ω`*)#長岡まつり大花火大会 #長岡花火 #写真好きな人と繫がりたい #ファインダー越しの私の世界 #ふぉと pic.twitter.com/6tPRKltas9— おーわ(Hirokazu Shibuya) (@mof_mof08) 2017年8月1日
今でこそ「いい写真」=「綺麗な写真」の方程式は成り立たないもんだと気付くことができましたが、今も変わらず狭い世界だけで写真を撮り続けていたらどうなっていたことやら…恐ろしや恐ろしや。(別にプロのフォトグラファーじゃないあんたが、何もそこまで考えなくてもって思われるかもしれませんがw)
綺麗な写真はもはや当たり前
一眼カメラだけでなく、スマートフォンのカメラまでもが劇的に進化を遂げた現在。綺麗な写真というのはもはや当たり前の存在となりました。
さらにLightroomやPhotoshopといった高度な写真編集ソフトは進化する一方、より手軽に入手できるようになったりと、今もなお写真を取り巻く環境は劇的に変わり続けています。
綺麗な写真どころか、デジタル化によって表現方法までも多彩になりました。
ひとたびシャッターを切れば綺麗な写真が当たり前となった現代において、もし本当に「いい写真」=「綺麗な写真」という方程式が成り立つとしたら、おそらく今頃は一億総プロフォトグラファー状態です。
僕もきっとプロのフォトグラファーとして飯食ってると思いますw
しかし現代において一億総プロフォトグラファーなんてことはありません。
なぜなら「いい写真」=「綺麗な写真」ではないわけですから…。
「いい写真」から「伝わる写真」へ
前述のように綺麗な写真が当たり前となった現在ですが、「そもそも写真とは何か?その役割と可能性について」という記事でも書いた通り、結局のところ写真とは「伝えるためのツール」だということです。
これまでSNS上や写真展などでたくさんの写真を目にしてきましたが、いわゆる凄腕フォトグラファーと呼ばれる方々の作品からは「伝わるもの」があるわけです。
まとめ
「いい写真」=「綺麗な写真」とはならないということ。
高価なカメラを買っただけでは決して「いい写真」が撮れるわけではないということを、ぜひ知っていただければ幸いです。
僕も20代のうちからもっと広い世界を見ておけばなーと後悔しているところです。
そうすれば今とはちょっと違った写真ライフを送っていたかも?w
最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m
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