写真撮影のコツ

徹底解説!写真撮影でLED方向幕が途切れる理由と対策方法

皆さん、おはこんばんちは。おーわ(@mof_mof08)です。

最近の電車やバスはLED方向幕が非常に多くなっていますが、いざ写真で撮ると表示が途切れちゃうことありますよね?

ではなぜLED表示は写真撮影すると途切れるのか…それにはLEDで起こるある事象とシャッター速度が大きく関係します。

LED方向幕が途切れるのはフリッカーとシャッタースピードが原因

以前、本記事で「LEDは交流電源の特性によって点滅する」と紹介しましたが、LEDを点灯させるためには直流に変換する必要があり、そもそも交流のままでは点灯させることができないということが分かりました。

したがってフリッカー(高速点滅)は交流電源によるものではなく、節電のために意図的に発生させているというのが正しいようです。

多くの電車やバスで見かけるようになったLED(Light Emitting Diode)方向幕。

見た目では常時点灯しているように見えますが、実は超高速で点滅を繰り返しています。(この高速で点滅する現象をフリッカーと呼びます)

 

 

 

な、なんですってー?!

 

 

 

LEDを点灯させるには直流電源が必要になります。(家庭用電源など交流で受け取った場合、いったん直流に変換させる必要があります)

直流電源は一定の強さで電気が流れるため、基本的にLEDの明るさが変わることはありません。

ところが、鉄道やバスのLED方向幕の大半は節電を目的としてあえてフリッカーを発生させているのです。

したがって、方向幕のLEDは交流電源と同じように電圧の強弱が交互にやってきます。

電圧の強弱には周期(これをリフレッシュレートと呼んだりします)がありますが、周期の半分より速いシャッタースピードで撮影した場合、周期の谷間のタイミングに入ってしまうとLEDの光が写らないということになります。

そしてもう一つ、方向幕のLEDは全部が同時に点滅しているわけではなく、ある一定の順序で点滅しています。

そのため、シャッタースピードが速すぎると部分的に消灯しているタイミングと重なり、縞模様のように途切れてしまいます。

実際に低速シャッター(1/100秒)と高速シャッター(1/200)で電車のLED方向幕(JR東日本E233系1000番台)の写り方はどのように変わるのか見比べていきましょう。

まずは低速シャッターで撮影した場合。

LED方向幕をSS1/100秒で撮影した例(JR東日本 E233系1000番台)

LED方向幕が切れずに表示されていることが分かります。

続いては高速シャッター(1/200)で撮影した場合はどうでしょうか。

LED方向幕をSS1/200秒で撮影した例(JR東日本 E233系1000番台)

LED方向幕の一部に縦縞が入ってしまっていることがわかります。

LED方向幕を途切れないようにするコツはシャッタースピードを遅くすること

では、電車やバスのLED方向幕を切れずに写真撮影するためにはどうすれば良いでしょうか。それは…

 

 

 

シャッタースピードを極力遅くすること!

 

 

 

なんというざっくりな…もっとピシッとした回答を期待してしまった方、大変申し訳ございません!

実は車両によってLED方向幕の点滅間隔はまちまちなため、残念ながらシャッタースピードを決め打ちすることは極めて困難なのです。

先ほどの例で紹介したE233系1000番台では1/200秒にもなるとLED方向幕が途切れて縦縞が見られるのに対し、箱根登山鉄道1000形では1/400秒でも途切れないなど、車両によって大きく異なります。

1/400秒でもLED方向幕が途切れない例(箱根登山鉄道1000形)1/400秒でもLED方向幕が途切れない例(箱根登山鉄道1000形)

そのため、LED方向幕が途切れないシャッタースピードについては車両ごとに探っていただくしかないというのが現状です。

いずれにしてもLED方向幕を途切れないように撮影したい場合には、シャッタースピードを極力遅くするようにしましょう。

走行している場合はスローシャッター+流し撮りが有効

電車やバスが走っているかつLED方向幕も途切れさせずに撮影したいという場合は、シャッタースピードを低速にした上で流し撮りをするのが現時点でのベストアンサーになります。

シャッタースピードを遅くすればLED方向幕は途切れずに収められるようになりますが、被写体となる電車やバスが走行している場合には被写体ブレにつながってしまいます。

一方でシャッタースピードを速くすれば被写体ブレは抑えられますが、LED方向幕が途切れてしまいます。

よって、被写体ブレとLED方向幕の途切れ防止を両立したい場合には、現状は流し撮りするというのが最適解となります。

まとめ

LED方向幕は高速点滅(フリッカー)しているため、高速でシャッターを切った場合に部分的に途切れてしまうという現象が起こります。

これを避けるためにはなるべく低速なシャッタースピードでの撮影をすれば良いのですが、そうなると被写体ブレがどうしても出てしまうので、流し撮りなどの工夫が必要となります。

おそらく今後もLED方向幕を搭載した電車やバスは増えると思いますので、これらを撮影される方は意識しておくとよろしいかなと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m

ABOUT ME
おーわ(Hirokazu Shibuya)
埼玉県を拠点に写真を撮っています。 写真やカメラのことよりも、なぜかSDカードや写真データのバックアップといった分野に詳しいのは内緒の話ですw
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