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はじめての一眼カメラにPENTAX KPという選択はあり?なし?

皆さん、おはこんばんちは。おーわ(@mof_mof08)です。

初めての一眼カメラ…どんなカメラが良いかすごく悩ましいところだと思います。

PENTAX KPとは

PENTAX KP

リコーイメージングが製造・販売するPENTAXブランドのミドルクラスのAPS-Cサイズ一眼レフカメラ。

フィルムカメラの名機として名高いPENTAX SPがモチーフとなっていて、その外観はミラーレス機を思わせるような非常にコンパクトなデザインが特徴です。

コンパクトでありながら機能面も上位機に並みに充実していて、防塵・防滴および耐寒性能は当然のこと、超高感度撮影(最大ISO感度819200)やリアル・レゾリューションといった機能に対応しています。

初めての一眼カメラにPENTAX KPはあり?なし?

フルサイズ機のK-1/K-1 MarkIIユーザに対するサブ機というイメージが強いKPですが、初めての一眼カメラとして使うのはどうなんでしょうか?

個人的な所感となりますが、最初の一台としてKPという選択は大いにありだと考えています。

特にコンパクトさを求めつつもしっかりした作りのカメラが欲しいと考える方には、KPは最良の選択になると思っています。

外装に高級感がある

廉価なエントリーモデルのカメラは外装がプラスチックだったりするのですが、KPには外装にマグネシウム合金が使われているので、見た目からも高級感が感じられます。

特にアルミ削り出しのLimitedシリーズレンズとの相性は最高にクールでカッコいいです。

カメラの見た目って結構大事で、それだけで持ち出すのが楽しくなったりします。

交換レンズが比較的豊富

一眼カメラといえば交換レンズの豊富さが選ぶ際のポイントの一つとなりますが、幸いPENTAXにはAPS-C対応のレンズがそれなりに豊富に揃っています。

2019年現在、APS-C機に対応した純正の交換レンズは合計で41本(ズームレンズ20本、単焦点21本)あります。

APS-C専用設計のレンズのほか、フルサイズ対応のレンズも数に含まれます。

また、Kマウントはフィルム時代から続くこともあってか、いわゆるオールドレンズと呼ばれる古いレンズもたくさんあります。

KPのボディにはコンパクトなレンズが似合う傾向にあると個人的には思っていますが、そういったレンズも数多くありますので、自分の撮影スタイルにぴったりな一本が見つかると思います。

https://www.camera-kb.com/choose-pentax-kmount-lens/

すべてのレンズで強力な手ぶれ補正が使える

PENTAXの一眼レフカメラはカメラ本体に手ぶれ補正が搭載されていますが、KPにも例外なく搭載されています。

ボディ内手ぶれ補正はカメラ本体側で手ぶれの補正ができるため、装着可能なすべてのレンズで手ぶれ補正の効果を得ることができます。

そして、KPの手ぶれ補正は5段5軸と非常に強力!

シャッタースピードが上がりにくい夜間帯にスナップ撮影なんかでも手ぶれを起こしにくくなるのはありがたいものです。

防塵・防滴対応&優れた耐寒性能

近年発売されているPENTAXブランドの一眼カメラには防塵・防滴および耐寒性能が備わっていますが、もちろんKPにも備わっています。

特にアウトドアシーンでは突然の雨や雪、強風による砂埃の巻き上げといったことがたびたび起こりますが、それがカメラの故障やトラブルに繋がることがあります。

防塵・防滴に対応したKPであれば、悪天候下でも故障や動作不良といったトラブルを避けることができます。

防塵・防滴を生かす場合にはカメラ本体だけでなくレンズ側も防塵・防滴もしくは簡易防滴に対応している必要があります。

また、極端に寒いところではカメラの動作が止まってしまうなどのトラブルにつながります。

KPではまだ試せていないのですが、同じAPS-C機のK-5やフルサイズ機のK-1を極寒&吹雪のゲレンデで使った際は特に大きな故障などは起きなかったという実績があります。

そんなこともあって、アウトドアシーンでの撮影が多い方にも防塵・防滴および耐寒性能を有したKPは最適な選択肢だと思います。

レンズキットの販売がある

KPにはボディ単体の他にレンズキットが用意されています。(これまではボディ単体での販売のみでしたが、2018年10月からはレンズキットでの販売も始まったようです)

一眼カメラはスマートフォンやコンデジとは違って交換レンズが必要になりますが、レンズキットを購入すればカメラとレンズが一度に揃えられるので、初めて一眼カメラを買うという方にとっては大変にありがたいものです。

しかも、KPのレンズキットに含まれるのはsmc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WRという簡易防滴に対応したレンズなので、KPの防塵・防滴を生かすことができます。

もちろん、最初からご自身でレンズを選ぶものアリですので、このあたりはお好みでどうぞ。

グリップが交換できる

地味にうれしいポイントとして、実はKPのグリップは交換できちゃうんです。

カメラが軽量・コンパクトなのはとても嬉しいんだけど、いざ握ってみると手になじまないということもあります。

KPには三種類のグリップ(S、M、L)があり、ご自身の手の大きさなどに合わせてグリップを簡単に付け替えることができます。

ちなみにKP購入時にはSサイズのグリップが基本セットとして付属しています。

自分好みにグリップをカスタマイズして握りやすくすることで、カメラを使う喜びが得られるのもKPならではだと思います。

コンパクトだが軽量ではない

KPはAPS-Cサイズの一眼レフカメラとしてはコンパクトではあるのですが、決して軽量ではありません。

レフ機ということもあり、本体重量は703g(バッテリー、SDカード込み)と見た目とは裏腹に意外と重たいです。

実際に持ってみると、思った以上にずしっときますw

もし、軽量を絶対条件に一眼カメラを考えている方は、FUJIFILM X-T3あたりのミラーレス機を選んだ方が幸せになれるかもしれませんね。

バッテリーが最大の弱点

もっとも悩ましいのがバッテリーの容量が小さいところです。

従来のPENTAX機とは操作感が少し違うといった点もありますが、初めての一眼カメラとしてKPを使うのであれば、さほど影響のないところだと思います。

が、残念ながらバッテリーだけは別…バッテリーの消費が少ないとされるレフ機なのにも関わらず、最大撮影枚数は420枚程度にとどまります。

カメラはたしかにコンパクトになったのですが、その反面バッテリーも他のPENTAX機とは異なり小型になっています。

このあたりは予備バッテリーもしくはバッテリーグリップを備えておけばオッケーですが…うーん、ミラーレス機へのアドバンテージはどこへやらw

まとめ

コンパクトボディに高い堅牢性、さらに充実した撮影に関する機能を備えたPENTAX KP。

初めての一眼カメラとしてKPというのは、個人的にはありだと思います。

なにかと悩ましい初めての一眼カメラ選び…お財布と相談しつつ、KPもぜひ一つの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。

最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m

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