写真撮影のコツ

スマホのカメラで花火の写真が綺麗に撮影できない理由

皆さん、おはこんばんちは。おーわ(@mof_mof08)です。

夏を中心に全国各地で打ち上がる花火ですが、その美しい景色をスマホで綺麗に撮りたいという方もたくさんいらっしゃると思います。

ところがいざスマートフォンで花火写真を撮ってみると、ポスターで見かけるような写真と違ってぜんぜん綺麗じゃない…と嘆かれる方も多いと思います。

いったいなぜスマホカメラで花火写真は綺麗に撮れないのか、なんとかして綺麗に花火を撮影する方法はないのかについて紐解いていきます。

スマホカメラで花火の写真が綺麗に撮れない理由

さて、スマホカメラではなぜ花火写真が綺麗に撮れないのかということですが、以下の2つが原因となります。

  • シャッタースピードをバルブに設定できない
  • レンズが明るすぎる

早い話、スマホで花火が綺麗に撮れない大きな理由はスマホカメラの構造に起因するわけですが、なんじゃらほいほいということで一つずつ解説していきます。

シャッタースピードをバルブに設定できない

まず大きなところとしてはスマートフォンのカメラはバルブ撮影が困難という点。

花火写真の撮り方講座 第6回~撮影のコツ~という記事の中でも触れましたが、花火写真の撮影=光跡の撮影になります。

もう少し具体的に紐解くと、ポスターで見かけるような花火写真を撮るためには長時間露光という撮影テクニックが必要になります。

通常の都市夜景撮影では、シャッタースピードを数秒単位に固定して撮影することができますが、打ち上げタイミングがまちまちな花火ではシャッタースピードを固定することが困難です。

そこで、一般的には撮影者自身がシャッタースピードをコントロール可能なバルブ(Bulb)と呼ばれる特殊なモードを使用することになります。

※バルブモードについては以下の記事も参考にしてみてください

バルブモード(B)の概要と基本的な使い方皆さん、おはこんばんちは。おーわ(@mof_mof08)です。 一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラには撮影モードたる機能がありま...

ところが、現在発売されているスマートフォンにはバルブ撮影に対応した製品やアプリは皆無なため、一眼カメラのように花火の光跡を綺麗に記録することは困難です。

カメラアプリによっては長時間露光ができるものもあるため、そこまで写真の質にこだわらなければ代用できるのでは?と思われるかもしれませんが、後述するレンズが明るすぎるという問題があります。

スマホカメラはシャッタースピードをバルブ(Bulb)にすることができないため、花火の光跡を綺麗に収めることは困難です。

レンズが明るすぎる

もう一つの問題が、スマホカメラのレンズは花火を撮影するには明るすぎるという点です。

カメラのレンズには絞りと呼ばれる機構があり、この絞りを開放したり絞ったりすることでカメラに入ってくる光の量を調整することができます。

この絞りの大きさのことを絞り値(F値)と呼びますが、F値が大きいほどカメラに入ってくる光の量を減らすことができます。

カメラに入ってくる光の量を調整する要素として、絞り以外にもシャッタースピードとISO感度があります。

詳しくは露出の三要素(絞り、シャッタースピード、ISO感度)の関係についての記事も併せて参考にしてみてください。

露出の三要素「絞り」「シャッタースピード」「ISO感度」の関係を知ろう

花火は非常に明るい被写体であるため、長時間露光を使って綺麗に撮るのであれば絞りをF8.0~11程度まで絞ってカメラに入ってくる光の量を抑える必要があります。

一眼カメラや一部のコンパクトデジカメの場合、撮影者が任意で絞りを変更することができるため、花火のような明るい被写体であっても対処することができます。

一方でスマホカメラのレンズはF1.8~2.0程度に固定されています

前述したように花火の写真=光跡の撮影ということで、ポスターで見かけるような写真を撮るためには長時間露光と呼ばれる撮影方法を用いる必要があります。

ところが、スマホカメラに搭載されている明るいレンズを使って秒単位で光を取り込もうとすると、写真がたちまち真っ白になってしまいます。

先ほども触れましたが、カメラに入ってくる光を抑えるために絞りを絞る(F値を大きく)ことで対処することができます。

しかしながらスマホカメラのレンズは絞り(F値)が固定となっているため、一眼カメラのように絞りを絞って明るさを抑えるという方法は使えません。

スマホカメラのレンズは明るすぎる(F値が小さい)ため、長時間露光を使って花火を撮ろうとすると白飛びしてしまいます。

スマホカメラでも花火を綺麗に撮る方法はあるのか

上記のような理由もあり、残念ながらスマホのカメラで花火写真を綺麗に撮るのは非常に困難です。

しかし、動画に関しては比較的綺麗に撮ることが可能です。

セルカ用の広角レンズを併用すれば、花火大会の会場内からでも高さのある花火も含めて動画に収めることができるので便利です。

スマホカメラで花火写真を収めるのはなかなかに困難ですが、動画撮影であれば十分に楽しめますのでチャレンジしてみてください。(撮影に夢中になりすぎて花火よりスマホにならないように気をつけてくださいね)

まとめ

スマホカメラで綺麗に花火の写真を撮りたいと考える方も多いと思いますが、現状では残念ながら以下の理由で撮影が難しいというのが現状です。

  • シャッタースピードをバルブに設定できない
  • レンズが明るすぎる(F値が非常に小さい)

もしかすると、今後は花火撮影もできるスマホカメラが登場するかもしれませんが、現状は困難だということを知っていただければ幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m

ABOUT ME
おーわ(Hirokazu Shibuya)
埼玉県を拠点に写真を撮っています。 写真やカメラのことよりも、なぜかSDカードや写真データのバックアップといった分野に詳しいのは内緒の話ですw
SNSやRSSでご購読いただけます

カメなれっ!の最新記事情報は各種SNSサイトやFeedlyなどのRSSリーダーでご購読いただけます。

Twitter

Facebook

RSS

Feedly

こちらの記事もおススメです